
「写真:奈良市観光協会」 |
10月に“きものさんぽみち”の着物でお出かけは
奈良市 西大寺 へ
今日のみんなの装いはお洒落小紋の着物
私は羽織を合わせました・・・
気温高めの日だったので、下に着るものを薄くして。
お出かけに着物!
このごろ特に目立ってきたようです
何度か着物を試みれば、そう大層(おっくう)でなくなりますよ!
お手伝いいたしますどうぞご連絡下さい→練習会ご案内 |
秋日よりの10月の一日 奈良市の西大寺でおこなわれた大茶盛に出かけました
聖武天皇の娘さん、称徳天皇によって建てられたのが西大寺。
このお寺の高僧叡尊(えいそん)が鎮守社に参拝した時、にわかに雪が降りだし、美しい景観を呈したので神前に茶を献じ、参拝者にも茶を勧めたことに始まるといわれています。
この景色を大広間に写し床の間に大きな松の木が活けられ綿で雪がかぶせられていました。その当時お茶は万病の薬。お茶は貴重品で大変高価なもの、貴薬をありがたくいただいたのです。750年以上もの歴史をもつ伝統行事です。
何かの時の宴席のお酒(酒盛り)の代わりにお茶を、という事で「大茶盛」と呼ばれています。
この日は大茶碗のお座敷で西大寺の僧侶が大茶碗に茶を点てて参会者にすすめ。
普通のお茶碗のお抹茶席とお煎茶席の三席を楽しみました。 |
“きものさんぽみち”に集合
地下鉄で奈良へ直行近鉄西大寺駅へ


奈良らしい 鄙びて、のどやか、
ゆったりムードの風情の境内でした。 |

西大寺駅のすぐ前の大きなお寺
ここで顔の入るほどの大きなお茶碗のお茶会が・・・ |

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カナダからのオードリーさんも一緒に |
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「写真:奈良市観光協会」 |
 『ねっ!お顔と較べてね』 |
さてその大茶碗のお手前は
お坊様が登場 茶筅通し 何しろ大きいお道具、バケツのような「ひしゃく」でお釜からお湯を汲み
茶筅を振ると バッシャバッシャバシャバシャ といった音がします。
小脇に抱えたおなつめ(スコップですねこれは)からお抹茶を入れるのも一仕事、
一すくいで5人分のお抹茶が点てられました。 お運びも力技ね。
主客さん以外はお水屋からの点て出しが運ばれ、一人で飲む方両脇から手助けしてもらう人
皆さん指をいっぱい開いてしっかりお茶碗を抱え持ち、加減をつかむのに戸惑って居られながらも美味しいお茶を味わっておられましたよ・・
少々観光行事すぎる感も致しますがあなたも一回は体験されたらどぉですか!『おもしろかったぁー』 |

『おっきいわぁ、
13.5リットルも入るんですって』
由来書に
台子 高さ105cm 幅148cm
風炉 高さ36cm 周囲147cm
釜 高さ21cm 周囲100cm
水指 高さ33cm 周囲120cm
容量 27リットル
棗 高さ22cm 周囲 70cm 容量 1120g
茶杓 長さ39cm
茶筅 高さ36cm
とありましたうーんおっきい!!
あかちゃんの沐浴にも使えそう |
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奈良市の指定文化財の鐘楼
当の飾りが複雑 華麗な物です |

満足!満足!の足取りよ |

お昼の点心、あったかいおそばを頂きました |

次はお煎茶席へ |

お待合のひと時 『まだかなぁー』 |

お煎茶の会場は
このような大きい床の間
なんとバナナの葉が活けられていました 雄大 びっくり! |

でもお道具は かわいい
お煎茶の特徴 小さき物たち |

お寺の着物美人達 注目! |

最後はお寺でのお茶会らしく「護摩焚き」で所願成就を
祈願してもらえました。着物振興と書いたのですが
さて、成就してもらえるかしら! |
大茶碗お茶会は10月12日以外にも随時開かれるているようです
その中でも主な会は、
初午厄除祈願会 3月初午の日
大茶盛 4月第2日曜日とその前日 9:00〜15:30
大茶盛 1月15日 10:00〜16:00
初観音 1月18日
大茶盛 10月第2日曜日 9:00〜15:30
総本山 西大寺 奈良市西大寺芝町1丁目1の5 0742-45-4700
「せっかくの面白い行事なので、もっと繁盛してほしいと注文を一つします。」
お抹茶、もう一寸グレード上げてほしいと思います。まずかった
この会で初体験のお茶の人もあるやろし、美味しいお茶を体験したら良いと思いますが・・・
お煎茶席のお味は極上のとろりとした玉露を戴いたので、余計に差が目立ちました。 |