きものさんぽみち
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 今月の一枚
      2012年5月     
 
手描き友禅 訪問着
 『藤』
藤は大人の花。
無地意匠の生地に、季節真っ盛りの藤が咲き誇ります。

地色の濃い紫は、着る人を神秘的なほどに
美しく見せてくれます


参考価格 90万円
 
      2012年4月
      総付け雲に金霞 訪問着

清少納言 枕草子に
『春はあけぼの
     やうやう白くなり行く、
   山ぎは少しあかりて、
 紫だちたる雲の細くたなびきたる』

 雲が細くたなびく様子を染めました。
 型友禅の雲を総柄にして背景に置き、
 霞を金加工で絵羽に染めてあります。

 色彩豊かに花々が咲き誇る春。
 花を引き立てる空にたなびく霞を
 イメージしていただければ・・・
  型枚数 20枚   参考価格 50万円
  
                
            2012年 3月
    総付 摺り友禅 桜花着物

型40枚を用いちりめん地に染めた摺友禅の優品

春を先取りしたような衣装です
満開の桜が青地にあでやかに楽しげに咲いています。

冬の寒さに煙っていた眼が
いっぺんにさめるような鮮やかな色に
視線が集まることでしょう。

参考価格 65万円


                2012年 2月
  手描き友禅 梅桜四季花 訪問着
濃ねず地 白上げ
『梅と桜をこき交ぜて
      都ぞ早春の錦なりけり』

 
昨年の京都文化博物館で注目を浴びた
 「白上げ」の手法で描かれた百花の訪問着
 2月の梅を上前中心に、肩に枝垂れ桜
 凛とした春を待つ気分あふれる一枚。
 梅だけでは季節が限定されるところを
 桜のはんなりさと藤あや菊百花が華やかに
 季節を問わず楽しめる衣装です・・・
            参考価格¥80万円

                 2012年  1月 
 
振袖 疋田雲取に小花散し 

桶絞りできりっと白場を作り
疋田絞りの雲を配し
友禅でおめでたい小花を載せています。

瀧を表す金描きの流水模様。
今にも龍が湧き出るような柄で
お正月にふさわしい豪華でおめでたい振り袖。
参考価格 150万円


              12月 師走
      振袖

師走を迎えそろそろ成人式の衣装を最終決断される方も折られる季節
きものさんぽみちの振袖をご覧ください

朱を引き立てるさび緑が落ち着いていて華やかな一枚です
幔幕と百花爛漫風景に囲まれた主役はどこまでも着る人。

友禅文様の集大成と言える凝った振袖をあなたのものに!


            参考価格 ¥120万円

      11月

 楓 
手描き友禅 紺地

着物の柄には「白上げ」という洗練された技法があります。
この着物も白上げ
色を用いないことで上品なきりっとした仕上がりです



   
 秋草訪問着 10月の着物

 秋草 訪問着

手描き友禅
ちりめん地


秋の風情いっぱいの一枚
模様に色を使わないのを
染め屋は「白あげ」と呼び
粋な仕上がりに用います

紺は顔映りがよく着易い
布の触れ具合も最高の1枚

参考:仕立て上がり¥80万円

  9月の着物

  手描き友禅 訪問着
  『萩』

単衣にも袷せにも仕立てられます
この時期単衣でさらりと気持ちよい膚触りです

町のあちらこちらに萩が咲きました。
初旬には萩祭も行われる事でしょう

着る人を最も美しく見せる無地場を多くした訪問着

手描き友禅で染めています。
祖母が申しておりました。
『青や紺の着物は1枚は持ってよしや、
顔を美しく見せてくれるえ!』



参考価格 25万円
 7月の着物

総柄 絵羽付け 型摺友禅
 洛中洛外図

重口縮緬地に600枚余りの型を使って
洛中洛外図を染め上げています。

金箔を模した雲取り部分が豪壮さを出し
小さな人物一人ひとりまで書き分ける繊細さを
合わせ持つ見事な友禅染衣装

 以後、製作は無理だろうと言われているほどの
友禅染の粋を凝らした作品
     6月の着物
    『流雲』 絵羽付け

       型染め 摺り友禅 

珍しい漆箔入十字絣 の生地
絵羽型なので、後見ごろ左・右、前身ごろの左・右、おくみ二箇所それぞれに25枚使っています
(6箇所に各25枚なので、計150枚必要)

型染め摺友禅の手の込んだ優品
訪問着やおしゃれなパーティー着として秀逸

                参考価格 80万円

 
5月の着物

訪問着  笹

訪問着でありながら、
おしゃれ着としても優れた一枚

型友禅の優品

白地に黒の笹を総付けにしてあります



3月と4月の着物

『芽柳』めやなぎ

早春の季語にもある柳の新芽が
柔らかい風になびきます・・・

春らしい水色地に
柳の新芽が斜めに配置された
総付け絵羽模様のおしゃれな訪問着です
春を纏う気分でしょう


大変よく出来た摺り型友禅の作品
型枚数200枚以上を使って染めています

変り無地縮緬

        

           2月の着物

          雲取り 瑞祥模様 振袖

兎紋


卯歳に因んだ振り袖をご紹介します。 肩と裾に居ます、見つけていただきましたでしょうか・・・
疋田絞りと桶絞りを施した上に、精緻な型染め摺り友禅を載せています。
兎は角倉金襴で有名な花兎。後ろを振り返って道案内をするという宇治の古名「菟道(うじ)」にも因みます
白地型摺り友禅 梅 羽織

   
お正月の衣装   白梅図 羽織り

 2011年が始まりました。
新しい年に相応しいお洒落な上に少し改まった装いはいかがでしょう。
真冬に白い着物・羽織はとても素敵。

柔らかな活き活きとした線で、まるで水墨画の作品のように染め上がりました。
折りしも大晦日の京都は綿帽子にすっぽり包まれた街になりました。
絹の白い色は柔らかで自然の雪に通じる白です。

白梅はグレーで統一墨絵のように闊達な枝ぶりを染上げています。
真冬の白、洒落さも最上級の衣装でしょう。
着物合わせも苦労無し、何でも良く合いお互いを引き立てあいます。

この羽織を見た室町の問屋さん、『よぉ描けてるなぁ』と手描き友禅とのみたて。
いえいえこれはれっきとした
型摺り友禅

型紙を300枚以上使った手の込んだ無線調子の型摺り友禅


着尺を用いたので余分生地で袋帯を仕立てました。
あなたならどんな着物に締められますか。 裏地はモスグリーンの染生地を合わせています。 

                   ベージュ地 摺疋田 着物  
             12月
            摺疋田の着物
藤匠の技術の粋・型を使った摺り友禅。
疋田総絞りに見まがう厚みと生地感は、
手彫り型紙と摺り職人の手技のよるもの。
ぽったりした見掛けなのに平縮緬の軽い着心地。
意外性のある楽しい一枚。
「顔見世」月にアバンギャルドな帯と合わせて観劇に、
少し改まった袋帯を合わせ、気軽な礼装や
気の張るパーティーに。
お洒落な羽織りに合わせ、羽織りを引き立たせて主役を譲る器量の大きい着物・・・
季節を問わない「無地感」の着物はこの上なく
使いやすい衣装です。
   参考価格 裏地仕立全て含み ¥350,000
アイス・グレー アイス・ピンク アイスパープル の色違い有 


 11月 阿国歌舞伎絵 訪問着  参考作品

今きものさんぽみちで話題集中なのが
「松浦図屏風」や「慶長婦人図」「彦根屏風」など
の屏風絵を型摺り友禅で染めた肩裏。
藤匠はこのような重い摺りを得意としています。
そ得意の人物像を肩裏(羽織裏)用に染めてきました。
画像の上部にある額がこの松浦図を染め額に仕立てたもの。
これらを実際に羽織の裏に使って仕立てたいと目指す人が多く居られます。
型を非常に多く使った大変手の込んだ型友禅の作品はこのほかにも数多く染めています。
この訪問着もそのような型枚数の多い作品。
阿国歌舞伎絵を友禅で染めた訪問着。
動きを良く捉え、線も活きいきとした楽しい衣装に染め上がっています。
            
きものさんぽみちのお稽古はこのお座敷で行っています。

着付けノウハウだけでなく良い物を見る目を鍛えて欲しいと、月ごとに色々な藤匠の染物を飾ります。
(横の屏風の右双2段目の阿国はこの方を使ったもの)

近頃の手を抜いた友禅見た目だけ一見』良さそうに作った物も、鍛えた目には通用しません。

友禅のきものは一生どころか、大事に着れば三代着られる素晴らしいもの。
眼を鍛え、お洒落感覚を研ぎ澄ましぜひとも良い友禅を身につけてほしいです
10月  金描き 蔦  手描き友禅
 「蔦」は吉祥柄   
 何処までも伸びていくところから繁栄をもたらすと言われます

昼夜織の紋ちり緬変り織の生地に金一色で手描きしています。
昼夜シルクは艶のある部分とマットな部分に変化し、縦に伸びる気持ちの良い画面を作っています・・・

余分なものを一切描かず、蔦のみを描き出し
この上なく気品のある衣装に染め上がりました。

おめでたい席、華やかなパーティー
どんな場所にも主役になる力を持ちながら
着物で勝ちに行かない上品さは得難いものでしょう
参考価格 (仕立上り) 120万円
       9月 単衣 訪問着
     
ちりめん地に天目染めを地にした

贅沢な訪問着

ようやく秋風がと早く言ってみたいこのごろ
単衣の訪問着を用意して季節を呼び込みましょうか

エメラルドグリーンに近い
深い緑の天目染めの地色にモダンな菊や洋花の花束を撒き散らしたような豪華な訪問着。

古典的な花柄ながらモダンな画面を作り出して
艶やかな礼装をとてもお洒落にしています。

八掛けをつけて袷せ訪問着としても着ます

 参考上代100万円
8月 夏着物 上布

参考品 母の夏着物
 昭和初期の古いものです
細かい絣模様の地味ながら、麻100%の涼しい夏の薄物。

お襦袢も麻にして浴衣では得られない軽く涼しい着心地
羅や紗の織物名古屋帯をあわせます。
絽友禅染小紋

駒絽に「竹串紋」を染め、白銀で葉をあしらっています。

竹串は、横縞にならないよう市松状に配置することで
一層お洒落感が強まっています



 7月 訪問着 祇園祭巡行図
(参考商品)

 
京の町を巡行する山鉾の行列を色取り豊かに染上げています
100枚を越える型枚数を使い、藤匠・型摺り友禅の
技術の粋を集めた一枚型染め摺り友禅の訪問着
格子柄を織り出した、紋ちりめん地を使っています

7月の着物
紋紗 露芝 無地染着物

ところが、近頃この紋紗が生産されなくなっています。
夏の薄物(絹)の良さが知られず
皆、洗えるからとポリエステルになっている影響も大きいかと・・・
 
7月8月、盛夏に着る衣装も色々有りますが
くだけ過ぎず改まり過ぎずお洒落感を残し
しかもきちんとした印象もある衣装と言うと
紋紗(地紋の入った紗)の無地染め着物が
一番でしょう。

6月の着物
「童謡シリーズ」訪問着  あめふり 
 
童謡の楽しい雰囲気を手描き友禅で染めています
重口ちりめん生地(シボの大きな) 
地色は冷たいグレー
蛇の目傘・子供・ツバメ の躍動感が良く出ています。
5月の着物
 
総手描き友禅振り袖 沙羅双樹

薄紫地に白上げの夏椿が
豪奢に咲いています。

銀の葉脈・金ぼかしが気品有る晴れ着を演出

花嫁さんのお色直しから成人式まで
主役のあなたを最高に美しく見せます。

生地は重口の本紋
(さや型に菊と蘭の地紋)
4月の着物
 桜小紋
摺り友禅  総付け  着尺

重口ちりめん  薄ブルー地

青い空に
軽やかに 艶やかに
咲き誇る桜花 

あなたならどんな色の帯を合わせられます・・
お祝い事には金銀ぼかしの袋帯
お洒落シーンには濃い色名古屋帯や洒落袋を
あらゆるお出かけに着ていけます。

3月の着物 
  京都は4月3日に旧暦でひな祭りをする
お家が多いようです。
ひな祭りにちなみ
十二単衣のお姫様と
狩衣のお殿様のおしゃれな着物を
ご紹介します

 『三十六歌仙に梅』型摺り友禅
    
美しい水色の地色

この地色はなかなか一般に見かけませんが
着る人の肌色を美しく見せてくれるので、
ぜひ着ていただきたい色目です。

枝垂れ梅も真っ盛りの季節、
重口ちりめんのぽったりした素材がこの模様に
良く似合い、いっそう可愛らしく見せています。

帯をフォーマルにすれば礼装に、
おしゃれ帯を合わせてお出かけ着。
紅梅  2月  紅白梅 着物
白梅
総付け 付け下げ 紅白梅

琳派を身に纏うという贅沢
白地に全体に紅白梅をあしらい
尾形光琳 紅白梅図屏風を参考に
紅白梅を着物全体に散し
背景には観世水と金箔を染め上げた
型摺り友禅の着物 


1月 松竹梅図 振袖
1月11日は成人式
こんな振り袖はいかがでしょう・・・

松竹梅 図 振り袖

生地:本紋
(さや型に菊と蘭の地紋が織り込んである)

黄色にグレーぼかし
白上げで(柄を白を基調にしてあります)
上品な古典でありながら
モダンでもある逸品。

背中にずいっと通る竹模様が
きりっとお洒落です


本格古典手描き友禅

又袖を短くし、小振り袖や訪問着として
着られる柄です

秋草光悦垣
 11月       光悦垣に秋草図 訪問着秋草光悦垣
11月は、お茶人さんが
「お茶のお正月」と呼ばれる炉開きが盛んな月。

お茶室といえば京都・鷹が峰にある光悦寺には
お茶室が7棟有り、この訪問着の図柄となっている
垣根が風情のあるこの庭園に現存します。

光悦は、この時代に重要であった「刀の目利き」が
家業でここが屋敷とでした。

光悦は法華信仰を軸に、一族や優れた職人を集め、
一帯はさながら芸術村のようでした。
宗達とも交流を深め芸術活動の拠点となって
茶道・書・陶芸・絵画の作品群を世に出しています。
後に遠い親戚である尾形光琳・乾山兄弟などによる
「琳派」につながっていきます。
死後「日蓮宗」の寺院「光悦寺」となっています。
訪問着 芒秋草図  10月   芒 秋草 訪問着
日中は少し汗ばむ日もありますが朝夕、秋の気配も濃くなってきました。
お洒落さん、遠慮なくお好きな着物を好きなだけ着られる日々がやってきましたよ。
写真の着物は紋ちりめんに秋草をモダンにのびのび染めた型友禅です。

地色は生成りがかった薄グレー  模様は濃いグレー モノトーンでまとめています。
後身に裾から肩まで一気に通るススキがポイント。
裾の濃いチャコールグレーが衣装を引き締めます。

参考価格  着物:表地・胴裏・八掛仕立を含め20万円
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